2014年08月31日

外面的に行動する(吉武大助)

学び入れは、子ども自身が自ら自覚して内的にも外的にも顕現化しなければ、実現しえない。

子どもが親の言う通りにただ外面的に行動するのを、親は望んでいるのではない。

子どもの価値意識を受容しながらも、子どもが単に自分の価値意識によってのみ行為するのではなく、他者とのかかわりにおいて他者を意識し、他者を思い、自らのあり方を自覚し、そして自らの意志によって行為することを、親は望むのである。

親は、他者との行為的連関において子どもが自らの行為を自律的に判断できるようになるようにはたらきかけるのである。

そして、他者との行為的連関において、価値意識の相克が現れた場合、自らの価値意識を問い、自らのあり方を問い、人間としてのあり方をその行為的連関において見いだし、顕現化するようにはたらきかけるのである。

吉武大助(人事相談員)


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